キウイフルーツは手頃で栄養価の高い貴重な果物
キウイフルーツは年中店頭に並んでいますが、4月~12月頃は輸入物で、12月~4月頃は国産物と住み分けられています。輸入物の主な産地はニュージーランドで、元々は中国原産の「支那猿梨」という果物ですが、ニュージーランドに持ち込まれて国鳥のキーウィの姿に似ているところから、現在の名前になったそうです。グリーン種が一般的ですが、ゴールド種もあり夏場に多く出回ります。
そんなキウイフルーツは、手頃な価格で食べやすく栄養価の高い果物ですので、以前に配信した内容を一部バージョンアップして更新リブログします。
消費量の多く安価なグリーンキウイの栄養(可食部100g当たり)や特徴的な成分を挙げます。
・炭水化物として13.5gの表示になっていますが、その内糖質は10gで食物繊維が2.5gです。
・ビタミンではC(69mg)やE(1.3mg)、葉酸(36μg)が豊富で、ミネラルではカリウム(290mg)が多く含まれています。
・栄養成分以外では、ポリフェノールや有機酸が含まれ、アクチニジンというタンパク質分解酵素も存在しています。
ちなみに、キウイは果物中で栄養素充足率がトップで、グリーン種よりもゴールド種の方が上です。
これらの含有成分から認められる効能・効果は次のようになります。
・食物繊維の中では不溶性のものが多いので、腸内環境を整え便秘改善に効きます。
・ビタミンCとE及びポリフェノールが抗酸化作用を発揮し、美肌や老化防止に効果があります。
・葉酸(ビタミンB群)は細胞の分化に関わっており、胎児の成長に欠かせず貧血予防にも有効です。
・カリウムは取り過ぎたナトリウムを排出するので、高血圧の予防に繋がります。
・アクチニジンはタンパク質を分解して消化を助け、主菜のタンパク質の吸収を促します。
軽く握って軟らかさを感じれば食べ頃です。グリーン種(ヘイワードなど)は酸味が強く、ゴールド種(ゼスプリゴールドなど)の方が甘味を感じやすい。また、前者は食物繊維が多くて後者はビタミンCが多い、と言う特徴の違いがあります。これら栄養価を活かすためには「生で食べる」のがお勧めです。ヨーグルトと混ぜたり、シリアルやアイスクリームのトッピング、ジュースやスムージーにしたりとアレンジもできますので、是非、食生活に採り入れるようにしてください。
(本文中の下線部の詳細については、インターネット等の情報で確認してください。)