Dr.トムの 「食と健康」 情報ブログ

健康の視点を通して、「食」に関するタイムリーな情報を、専門家の立場から提供します。一記事は1000字以内にまとめ、ほぼ週一のペースで配信する予定です。 読者にとって、ヘルスリテラシーを養う一助になれば幸いです。

夏を代表する食べ物「スイカ(西瓜)」の健康効果

夏の食べ物として思い描くのは、まず「イカ(西瓜)」ではないでしょうか。西瓜と書くのは中国の西方から伝来した瓜からで、スイカと読むのは西瓜の唐音が訛ったとのこと。

 

冷えたスイカはみずみずしくて美味しく、当に夏にぴったりです。夏前から果物コーナーでの主役になっていて、丸ごとはもちろん、1/4~1/8や一口大にカットした物まで、様々なタイプが並んでいます。

 

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ところで、スイカは果物でしょうか?

農水省では果実的野菜として野菜の扱いですが、文科省管轄の日本食品標準成分表では「果実類」に分類されていますので、消費者にとっては果物です。

 

イカ主な栄養・健康成分(赤肉種:可食部100g当たり)とその効果を挙げます。

 ・水分 90g+炭水化物 9.5g(内、食物繊維 0.3g):水分量が多くて糖質もあり、塩を少し加えると天然のスポーツ飲料になる

 ・カリウム 120mg:ナトリウムを排出して血圧低下やむくみ改善に効く 

 ・β-カロテン 0.83mg:体内でビタミンAに変換され、自身の抗酸化作用もあり

 ・リコピン:抗酸化作用でアンチエイジングに効果的

 ・シトルリン:スイカから発見された成分でアミノ酸の1種。腎臓の働きを助けて老廃物を排出する作用(利尿作用)があり、血流改善効果や肌の保湿効果も期待できる

 

果肉と皮の間の白い部分には、シトルリンが果肉の2倍含まれていることが判っています。捨てるのではなく、漬物や千切り(サラダやスープに)、あるいはスムージーの材料として利用することを勧めます。

 

夏が旬のスイカは、食欲が落ちるこの時期に手軽に食べられ、熱中症予防にも適した優れものです。ただし、体を冷やす性質があることに注意しながら、スイカの力を取り入れて、酷暑を乗り切りましょう。

(本文中の下線部の詳細については、インターネット等の情報で確認してください。)