Dr.トムの 「食と健康」 情報ブログ

健康の視点を通して、「食」に関するタイムリーな情報を、専門家の立場から提供します。一記事は1000字程度にまとめ、ほぼ週一のペースで配信する予定です。 読者にとって、ヘルスリテラシーを養う一助になれば幸いです。

バナナの食べ方、今はジュースが大ブーム!

バナナは手軽に食べられる果物であり、優れた健康パワーを秘めていることは、当該ブログでも既に配信済み(2019.4.18)です。

まずは、それをリブログしますので、内容を確認してください。

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バナナは年中お手頃価格で出回っており、老若男女を問わず重宝されています。特に運動前後に摂ると強い味方になるとも言われています。本報では、そんなバナナの知ってそうで知らない情報を提供します。
 
まずバナナ一本(可食部100g、皮付きで18cm前後)の栄養の特徴を挙げます。
 ・カロリーは90kcal弱で、ご飯の茶碗半分、食パン(6枚切り)も半分くらいに相当
・糖質は約20gで、果糖が最も多く、ブドウ糖やショ糖も含む
・食物繊維は1g強で、大半が不溶性
・ビタミン(B,C)やミネラル(K,Mg,P)もほどほどに含有
 
食べるタイミングとその効果は次の通りです。
 ・朝:糖質の消化・吸収は速やかなので、すっきり目覚め、エネルギーになる
 ・夜:癒しホルモンであるセロトニンの材料を含み、リラックスと安眠効果
 ・運動前:ブドウ糖・果糖・ショ糖が順番に利用され、持続的なエネルギー源になる
 ・運動後:エネルギー補給とKMgによる筋肉補修で疲労回復
 
最後に、保存法や賞味期限・食べ頃に関する情報です。
南国フルーツなので、夏は冬よりも熟成が速く進み賞味期限は3日程、冬場は1週間以上持ちます。ちなみに保存の適温は15℃前後(13℃以下では低温障害)と言われています。
黒い斑点の「シュガースポット」が出始めると熟したサインなので、食べ頃ですし、栄養価も高くなっています。その後は一本ずつに分けて新聞紙かラップに包んで、保存袋に入れて冷蔵(野菜室)すると、黄色のまま美味しさが保たれます(そのままの冷蔵は黒く変色)
なお簡易には、房の根元をラップで固く巻き付けるだけでも効果があるようです。
 
バナナは安価(最近、高価な皮ごと食べられる国産の「もんげーバナナ」が評判)で健康効果の高い果物ですが、やはり食べ過ぎは良くありません(糖質・シュウ酸が多い)。基本は朝か夕に1本と、昼間は運動等の状況に応じて摂ってください。
(本文中の下線部の詳細については、インターネット等の情報で確認してください。)

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この中で、食べ方に関しては言及していませんが、当然、そのまま皮を剥いて食べることを前提にしていました。

常温で食べるのはもちろん、保存を兼ねて冷凍したままでも良し、また冬場はレンチンや少し炒めたりして温めて食べるのもお勧めです。

 

さらに最近は、タピオカ(ミルクティー)に続いてブームになっているのが、バナナジュースとのこと。

 

 

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その理由として、一つはバナナの健康パワー(上記のリブログ)で、もう一つはバナナが他との組み合わせが自在でアレンジが効くことが挙げられます。

 

多くのバナナジュース専門店ができ、コンビニなどと共に、多彩にアレンジされた製品を競っていて、それのSNS映えも拍車を掛けているようです。

まずはそれらを試飲してみるのも良いのですが、ここではあくまでも手作りの手法を紹介しようと思います。

 

バナナジュースは、バナナ2本(約150g)に牛乳200mLを混ぜるのが基本で、これをプレーンとします。

 

まず、牛乳を豆乳やアーモンドミルクなどの他のミルク、ヨーグルトに替えるアレンジができます。

さらにそこに、抹茶やコーヒーの粉末、シナモンやナツメグ等のスパイス、すりゴマなどを加えるものありです。

本格的なトッピングには、グラノーラ、コーンフレイク、チョコチップやナッツ類などを加えて、食感を出すこともできます。

 

そもそもバナナの味は低地栽培か高地栽培かに左右され、前者は甘すぎずさっぱりしていて、後者は甘くて濃厚な味になると言われていますので、口に合うものを。

 

ジュースにする場合には完熟した(上記リブログを参照)ものを使い、ミキサーには一晩冷凍したものを掛けると、滑らかな口当たりになります。またミキサーがなくても果肉が軟らかいので、コップに入れてスプーンで潰したり、予めビニール袋に入れて潰してもできます。

 

コロナ禍で巣ごもり状態が続く中、お手頃価格のバナナを買い込んで、プレーンを手始めに様々なジュースのアレンジを試行錯誤して楽しみ、かつその健康パワーを実感していただけければ幸いです。