Dr.トムの 「食と健康」 情報ブログ

健康の視点を通して、「食」に関するタイムリーな情報を、専門家の立場から提供します。一記事は1000字程度にまとめ、ほぼ週一のペースで配信する予定です。 読者にとって、ヘルスリテラシーを養う一助になれば幸いです。

淡泊な味の「豆腐」が、食卓での存在感を増している!

当該ブログで以前に配信した「大豆の健康パワー」(2019.2.21他)の中で、「豆腐」のことは加工品の一つとして紹介してきました。

豆腐の消費量は年々減少傾向にありましたが、コロナ禍で高まった健康志向や巣ごもり需要もあって、2020年には反転したとのことですし、またここにきて豆腐メーカーから変わり種の販売が相次いでいるとのことです。

そこで本報では、豆腐の基礎から最新事情までの情報提供をしたいと思います。

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そもそも豆腐は豆乳を固めたものですが、製法により木綿と絹ごしの2種類に大別されます。

木綿豆腐は、凝固剤でモロモロの状態にして固まった所だけを型に入れて圧搾整形したものです。一方絹ごし豆腐は、濃い豆乳にして全体を凝固剤で固めたものです。

従って水分が抜ける木綿の方がやや硬く絹ごしは水分を含む分滑らかな舌触りになります。ちなみに、木綿の方は実際に木綿の布を型に敷くのでその名があるのですが、絹ごしは絹を使うわけではなく、滑らかな喉ごしを木綿に対して絹に例えたと謂われています。

 

栄養的には水分の多少により、エネルギー・タンパク質・脂質の関しては木綿の方がやや高いのですが、カルシウムとマグネシウムに関しては使われる凝固剤によって大きく変わるので、表示を確認してください。

 

これから夏に向かい、冷や奴として生で食べることが多くなるでしょうが、様々な調理に向く食材でもあるので、レシピを参考に木綿と絹ごしを上手く使い分けましょう。

 

豆腐の加工品と言えば、油揚げやがんもどき、高野豆腐などがよく知られていますが、トレンドとして変わり種も台頭してきていますので、紹介します。

・チーズのような豆腐「BEYOND TOFU

・素麺などのように食べられる「豆腐麺

・水分を抜いた豆腐に味を浸み込ませた「豆腐バー

・豆腐を肉のような食感に加工した「豆腐ミート

特に豆腐ミートは、大豆ミートと比べて水分を加減することでタンパク質量や食感の調整ができる利点があり、そぼろ、ガパオ(タイ料理)、ボロネーゼ(冷凍食品)などの新製品にまで広がりを見せています。

 

淡泊な味でタンパク質も摂れる豆腐が食卓での存在感を増していますので、今一度再認識されては如何でしょうか。

(本情報の一部は、日本経済新聞:チーズやガパオ・・・実は豆腐(2021.6.14)を引用改編しました。また、本文中の下線部の詳細については、インターネット等の情報で確認してください。)