夏バテの予防・対策法としての「食事」を詳しく!
夏バテの原因とその解消法(主に食事法)については、一昨年に配信済み(2019.8.1)ですので、先ずはその内容を確認してください。
その中で食事に関する内容を再掲して、より詳しい情報(→)を提供しようと思います。
・適切な水分とミネラルの補給:脱水対策として、大量の水のみの補給は水中毒や低ナトリウム症を引き起こし危険です。状況に応じて塩分さらには糖分の補給(経口補水液やスポーツドリンクなど)をしてください。
→ 経口補水液やスポーツドリンクの詳細については、当該ブログの“水分補給に「経口補水液」、スポーツドリンクとの違いは?”(2021.7.30配信)を見てください。
・良質なタンパク質を含む栄養バランスの採れた食事:肉・魚・大豆・卵などを主菜に、新鮮な野菜・果物・海苔で、特に失いやすい水溶性ビタミンのB群とCを補給しましょう。
→ 1)タンパク質が不足すると、筋肉量が減少して基礎代謝も落ちてしまうので、良質の食材をしっかり摂る必要があります。
タンパク源としては脂肪の少ない物がベターで、肉ならモモやささ身を、乳製品なら低脂肪や無脂肪を選んでください。
2)ビタミンB1(疲労回復)やビタミンC(免疫力向上)、ミネラル特にカリウム(夏バテ解消)が必須で、水溶性のため体に留め置くことが出来ないので、毎日小まめに摂らないといけません。
・香辛料や酸味(料)で食欲増進:唐辛子・生姜・胡椒・ワサビなどの香辛料は体も温めますし、クエン酸(梅干し・レモン等柑橘系)は疲労回復やミネラルの吸収にも役立ちます。
→ 1)香辛料、特に辛いスパイスは最初暑く感じるが、汗をかくことで結果的には体温を下げてくれるし、刺激成分により胃腸の働きを促します。
2)酸味のあるクエン酸は、糖質をエネルギーに変えたり疲労物質の乳酸を取り除く効果があり、夏には酸っぱさが食欲増進にも繫がります。
・抗酸化食品の摂取:強い紫外線を浴びて増加した活性酸素による全身の機能低下を予防・回復のため、特に色の濃い夏野菜(トマト・ナス・ピーマン等)を皮ごと食べましょう。
→ 夏野菜の詳細については、当該ブログの“夏場の体調管理には、旬の夏野菜を!”(2021.7.2配信)を見てください。
いずれにしても夏の暑さの続く中で、食欲不振や消化機能の低下も起こりますが、1日3食をきちんと摂ることが最も重要です。
それも沢山食べれば良いわけではなく質を重視し、消化の良いたんぱく質(肉・魚・卵・大豆6乳製品など)とビタミン(夏野菜や果物)、ミネラル(海藻や夏果物)のバランスの摂れた食事を実践しましょう。
(本文中の下線部の詳細については、インターネット等の情報で確認してください。)