夏バテならぬ「秋バテ」もあり、その予防と対策は?
今年は6月下旬からの連日の猛暑に始まり、異常気象とも言える夏でしたが、このところ台風の影響もあってか秋の気配を感じますが、体調の方は大丈夫でしょうか。
夏バテはよく周知されていますが、「秋バテ」はあまり聞き慣れないかもしれません。
夏バテの延長と捉えてもよいのではないでしょうか。
つまり、猛暑が落ち着いて涼しくなってきても、体がだるく疲れやすいとか食欲がないなどの体調不良の状態をいいます。
(hifumidegenki.com(2020.10.5)より引用)
本報では、そんな秋バテの予防と対策の情報を提供します。
そもそも秋バテの原因は、夏場の冷房や冷たい物の摂りすぎが原因の自律神経の乱れに加えて、秋の朝昼夜の寒暖差や長雨・台風による気圧の乱れに体がついて行けなくなるのです。
では、秋バテの予防と対策です。
1)ぬるめのお湯にゆっくり浸かって体を温める
→ 血行を良くすると同時に、就寝前の体温上昇によりスムースに入眠できる
→ リラックス効果で自律神経が整い、副交感神経が優位になる
2)体温調節を助ける服装に気をつける
→ 脱ぎ着できるカーデガンなどで気温の変化に対応する
→ 膝掛けや靴下などで下半身や足首を冷やさないようにする
3)定期的にウオーキングや階段を使うなどの軽い運動を取り入れる
→ 汗をかくことで代謝を促し、筋力の維持・増進にも繋がる
4)食事を工夫する:これに関しては詳しく紹介します。
→ 冷たいものは避け、常温や温かいものを食べる
→ 刺激のある香辛料や柑橘類を利用して、発汗や食欲を増進する
・香辛料:唐辛子、ニンニク、生姜、コショウ、わさびなど
・柑橘類:梅干し、レモンなど
→ ネバネバ成分で、弱った胃腸の粘膜を保護し消化吸収を助ける
・オクラ、モロヘイヤ、長芋、なめこなど
→ エネルギー代謝を促し、疲労を回復するビタミンB群(特にB1)を摂る
・豚肉、玄米、ウナギ、納豆等大豆製品、ゴマ、ナッツ類など
→ その他、秋の旬の食材を利用する
・サツマイモ、かぼちゃ、人参、シイタケ等キノコ類など
要するにポイントは、健康維持に必要な三要素「食事・運動・休養(睡眠)」を、この時期に合わせて見直すことに尽きます。
まだまだ暑いですが、季節は秋へと変わり始めていますので、早めの秋バテ対策をして夏の疲れを引きずらないようにしましょう。
(本文中の下線部の詳細については、インターネット等の情報で確認してください。)