7月10日は「納豆」の日、その効果と食べ方は?
7(なっ)と10(とう)の語呂合わせで制定されたこの日ですが、その発祥は、関西での「納豆」の消費拡大が目的であったとか。それが1992年に全国納豆共同組合連合会が正式に制定して、全国的な記念日になりました。
当該ブログでも既に、2報に渡って納豆の健康効果を紹介(2020.7.11 & 7.17)しましたが、改めて記念日にその効果と食べ方を更新リブログします。
「安い・美味しい・ヘルシー」と三拍子揃った納豆ですが、その消費額もここ10年程は増加の一途で、ほぼ3割増しになっています。
当然、納豆は新製品の開発も盛んで、進化を遂げています。
・匂わない納豆:匂いの原因物質を作らない納豆菌を探索
・手が汚れない納豆:タレ袋に工夫を凝らした。
・粘らない納豆:糸を引いてこその納豆を逆手にとり、主に海外への市場開拓を狙った
・免疫力を高める納豆:免疫力の高い「S-903」菌を使い、タレには乳酸菌も配合
・その他、タレも多様化しており、また苦手の人用にカプセルに入った「そのもの納豆」やパウダータイプの「こな納豆」という製品もあります。
健康効果については、新たに医師1000人強に聞いた調査結果(*)を紹介します。「納豆を食べることで期待できる効果のうち、評価するものはどれですか?」と質問した結果(順位)です。
1.整腸作用(納豆菌) 2.免疫力アップ(納豆菌) 3.血栓の予防(ナットウキナー ゼ) 4.感染症・アレルギー予防(納豆菌)5.解毒・抗菌作用(納豆菌) 6.骨折の予防(ビタミンK2) 7.更年期症状の改善(大豆イソフラボン) 8.高い栄養価 9.アンチエイジング効果(ポリアミン) 10.血糖値上昇の抑制(ポリグルタミン酸)
最後は、食べ方についてです。
賞味期限がギリギリに近いほど旨味が増し食べ頃。また冷蔵保存した物を30分程かけて常温に戻してから食べる。
食べる際には50回程かき混ぜて粘りを充分に出す(ポリグルタミン酸の作用)。またタレの薬味は、カラシよりワサビ(イソチオシアネートの作用)の方がベター。
朝か夜かと言われれば、夜の方が効果的(睡眠中にナットウキナーゼが作用、成長ホルモンが分泌)。
1日に食べる量は100g程度までなら毎食3回食べても大丈夫(納豆以外にも大豆製品を多く摂っている人は、少し控える)ですので、味や食べ方のバリエーションを工夫して、納豆の健康効果を体現してみてはいかがでしょうか。
((*)そのもの株式会社:納豆は体にいいはホント!? (PRTIMES,2020.4.24)。また、本文中の下線部の詳細については、インターネット等の情報で確認してください。)