2020-01-01から1年間の記事一覧
日本人がお正月食べる「おせち(御節)料理」について、改めて紹介します。 「おせち」の漢字は御節で、もともと元旦や五節句の節目に振る舞われていた料理ですが、その中で最も重要な正月の料理を指すようになりました。 おせち料理はめでたさを重ねるという…
大豆ミートに関しては、当該ブログでも半年ほど前に「新しいタイプのタンパク食材」として配信しましたが、一般的には未だにブレイクはおろか知名度も上がっているとは思えません。 ところがつい最近、「コロナ禍によって飲食業界が打撃を受ける中、焼肉は健…
手頃なおかずとして定番の鶏の唐揚げですが、昨年から今年にかけて中食やテイクアウトの市場規模が大幅に拡大し、空前のブームとも言われています。 そんな鶏肉の低カロリー高タンパクと言われる栄養とその効能について、紹介します。 まずは、最も市販品と…
コロナ禍の中、感染予防のための免疫力アップが注目を浴びています。当該ブログでも「免疫力を高める食事」を配信(2020.4.24)しましたが、今回はその続報として、免疫細胞の約7割が存在する腸の環境を整える、いわゆる「腸活」が免疫力向上に繫がることに、…
「こたつでみかん」は昔からお馴染みの冬の景色ですが、そんな冬が旬の果物の代名詞である「(温州)みかん」の健康効果について紹介(更新リブログ)します。 まず「三ヶ日みかん」が、5年前に生鮮食品としては最初の「機能性表示食品」として、消費者庁に受理…
寒くなってくると食べたくなるのが「焼き芋」ではないでしょうか? 一昔前には笛の音と独特の節回しで焼き芋を売り歩く姿が冬の風物詩でしたが、今やスーパーやコンビニでも手軽に年中買えるようになりました。 そんな静かなブームの中の焼き芋について、そ…
ニンニクと人類の付き合いは古く、紀元前からと言われています。日本に伝わったのは4,5世紀頃で、健康に重宝な特別な食材であったようです。 現在では日本各地で栽培されていて、料理の薬味として、その健康パワーが注目されていますので、改めて紹介します…
気温が下がる冬場になると、体を温める働きをもつ「生姜(ショウガ)」が重宝されます。 そもそも生姜は、漢方では「百邪を防御する」と古くから処方されており、またデザイナーフーズプログラム(米国,1990年)では、がん予防効果の高い植物性食品の第一群にラ…
フレイルという言葉をご存知ですか?フレイルは、2014年に日本老年医学会が提唱した概念で、「Frailty(虚弱)」の日本語訳です。フレイルの前段階はプレフレイル(前虚弱)です。 要するに身体機能や認知機能が低下する状態で、健康と要介護の中間に位置してお…
ゴマは昔から不老長寿の秘薬とされ、「食べる丸薬」とも言われてきました。日本での生産は鹿児島県等でごく限られていて、国内流通の99%以上が輸入品ですが、市販品は多彩で手軽に入手できます。 本報では、ゴマの栄養から摂り方までを紹介(更新リブログ)し…
前報で、ゲノム編集による品種改良の方法について紹介しましたが、本報では具体的な取り組みとその表示について言及します。 まず、主なゲノム編集食品の取り組みを図で一覧します。 今年のノーベル賞を受賞した「クリスパー・キャス9」という新手法が8年前…
つい先日発表された今年のノーベル化学賞は「ゲノム編集」の技術開発に与えられました。 ゲノムとは、遺伝子(gene)と染色体(chromosome)から合成された言葉で、個体のもつ遺伝情報のことです。既に遺伝子組み換えによる作物や食品が市場に出回っています。い…
海苔の原料である藻類は、海の栄養分を吸収して成長しますので海の野菜と呼ばれています。地球上で水があれば生息し得るので、極寒の地や火山性の台地など食用植物が獲れない地域では、食物としての役割を担ってきました。 本報では、この藻類から作られる海…
秋が旬の果物と言えば、桃や梨、イチジクやブドウもありますが、その色から最も秋を連想するのは「柿」ではないでしょうか? また柿は、「柿が赤くなれば医者が青くなる」と言うことわざもあるように、栄養に優れ嬉しい健康効果もありますので、改めて紹介し…
これからが旬の秋の味覚を代表するのが松茸をはじめとする「キノコ」ですね。各種のキノコが店頭を賑わし、料理番組でも取り上げられています。しかし、その健康効果についてはあまり周知されていないようですので、ここでまとめてみます。 まず栄養成分から…
ここ数年前くらいから「甘酒ブーム」と言われており、店頭には多種多彩な甘酒製品が並んでいるのを目にします。甘酒は俳句では夏の季語で、夏バテを防ぐ栄養ドリンクの意味合いがあったようです。 そこで本報では、甘酒の健康効果と具体的な摂り方について紹…
当該ブログの前報で紹介した「梅」に引き続き、酸っぱい繋がりでの「酢」の健康効果を情報を提供(リブログ)します。 どこの食卓にも必ずある定番の酸味調味料に「お酢」があります。その醸造技術はお酒のそれとともに、4,5世紀頃に中国から伝わったとされ…
日本古来からの伝統食材である「梅」は、元々薬として使用されており、主に加工して保存食として食されてきていました。特に夏場の食欲が低下しているときには、酸っぱいものが効果的と言われていますので、改めて梅の健康効果を紹介します。 梅と言えば、酸…
遅い梅雨明けと共に、猛暑の夏がやって来ました。 この時期に必ず急増してくるのが熱中症で、その予防としての水分補給が重要であるとされています。 しかしその水分補給も、喉が渇いたと自覚してから飲んだのでは手遅れ、とされており、一口に水分と言って…
ジメジメした梅雨が明けると猛暑の夏がやってきます。昼間の体へのダメージと夜間の睡眠もままならず、体がダルかったり食欲が落ちたりするのが「夏バテ」です。 夏バテとは、夏特有の高温多湿の環境が原因で、体が正常に機能しなくなって起こる体調不良のこ…
夏の食べ物として思い描くのは、まず「スイカ(西瓜)」ではないでしょうか。西瓜と書くのは中国の西方から伝来した瓜からで、スイカと読むのは西瓜の唐音が訛ったとのこと。 冷えたスイカはみずみずしくて美味しく、当に夏にぴったりです。夏前から果物コーナ…
和食の基本として、昔から「一汁三菜」と言われます。主食であるご飯に味噌汁、主菜(おかず)に副菜二品という組み合わせですが、そこに必ず香の物(漬物)が添えられていました。漬物は日本人には伝統的な食べ物ですが脇役でしかなく、近年では塩分過多の心配…
マインド(MIND)食とは、地中海食(穀物や乳製品、オリーブオイル、野菜・果物が中心で心疾患予防に有効)とダッシュ(DUSH)食(塩分と炭水化物を控えて塩分排出作用のあるミネラルと食物繊維を摂ることで高血圧予防に有効)を組み合わせた食事法のことを言いま…
「安い・美味しい・ヘルシー」と三拍子揃った納豆ですが、最近は食わず嫌いの関西でも「体に良いから食べる」という人が増えているとのこと。その消費額も近年の減少傾向を脱して、ここ数年は年々増加の一途だそうです。 当然、納豆は新製品の開発も盛んで、進…
7月10日は「納豆の日」です。7(なっ)と10(とう)の語呂合わせで、関西での消費拡大を目的に制定されたとか。 大豆製品の中でも優等生なのが発酵食品の「納豆」で、ご飯のお供として食卓の定番になっていますが、意外と知らないことが多いのではないでしょう…
キウイフルーツは年中店頭に並んでいますが、4月~12月頃は輸入物で、12月~4月頃は国産物と住み分けられています。輸入物の主な産地はニュージーランドで、元々は中国原産の「支那猿梨」という果物ですが、ニュージーランドに持ち込まれて国鳥のキーウィの…
魚肉が原料の練り製品として、蒲鉾(かまぼこ)や竹輪(ちくわ)、さつま揚げ等はよく知られており、それなりに食卓にも上っているはずです。 本報では、その中でも「ちくわ」を取り上げ、あまり知られていないタンパク源としての利便性を、改めて紹介します。 …
真夏日になる日も珍しくない今日この頃ですが、コロナ禍でマスクの着用が常態化する中、特に熱中症対策として水分補給が欠かせません。 経口補水液に目がいきますが、安価で手頃な「麦茶」を勧めたいので、紹介します。 お茶と名が付けば、同じ茶葉から製法…
前報の「ナッツ類」での具体例に「ピスタチオ」も取り上げましたが、改めて、ナッツの女王と言われている由縁を、もう少し掘り下げて紹介します。 元々は現イランなどの地中海沿岸地方が原産で、独特の味わいと実が鮮やかな緑色をしているナッツです。ナッツ…
間食にちょっとつまんだり、お酒のつまみに手軽で重宝される「ナッツ類」ですが、その栄養豊富さから、単なるつまみの域を超える扱いになってきていますので、改めてその情報を提供します。 ナッツ類は種実類に分類(日本食品成分表)され、その内の木の実の…