Dr.トムの 「食と健康」 情報ブログ

健康の視点を通して、「食」に関するタイムリーな情報を、専門家の立場から提供します。一記事は1000字以内にまとめ、ほぼ週一のペースで配信する予定です。 読者にとって、ヘルスリテラシーを養う一助になれば幸いです。

ブーム中の発酵食品「甘酒」は、今こそ飲むべき!(その2:具体的な摂り方)

前報で甘酒には2種類あり、飲む点滴と称されている「麹甘酒」が優れた健康効果を保つことを紹介しました。

本報では、麹甘酒をどのように日頃の食生活に摂り入れれば良いのかについて、言及します。 

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もともと甘酒は、古く江戸時代には夏を乗り切るスタミナドリンクとして、庶民に飲まれていたとのことで、特に夏バテの予防や回復に利用したいものです。

 

飲む点滴と言われる大きな理由は、ブドウ糖が主成分であるからです。単糖であるブドウ糖は、速やかに吸収されてエネルギーに代わり、活力を与えます。従って、前夜からの絶食期間明けで目覚めて直ぐの朝に飲むのがベストです。

そのまま直接飲んでもOKですが、苦手な人は、牛乳や豆乳、ヨーグルトと混ぜて飲むと良いでしょう。また、生姜や陳皮(みかんの乾燥皮)を少し加えると、体を温める効果が期待できます。

1日に料理も含めての摂る量ですが、ブドウ糖が多いことを考慮すれば、200mL程に留めるのが適量でしょう。一度にガブ飲みしなければ、オリゴ糖や食物繊維も含まれているので、急激に血糖値が上がる恐れはありませんし、ヘモグロビンA1cへの影響もないことが証明されています。

飲むだけでなく料理へも応用することを勧めます。多くのレシピが紹介されていますので、参考にしてください(例えば、「飲むだけじゃもったいない!料理にも使える甘酒レシピ15選」(macaroni:2018.11.6更新))。

 

甘酒には多くの市販品が出回っています。基本的には前報でも紹介した2種(酒粕甘酒と麹甘酒)ですが、後者でも米麹・玄米麹・黒麹・紅麹等の種類がありますし、酒粕と麹をブレンドしたものも出ていますので、表示をよく見て確認してください。但しこれらの市販品は、パック詰めされる際に加熱殺菌(麹菌も)されていますので、熱に弱い酵素や栄養成分も影響を受けているはずです。

従って継続的に飲用する場合には、家庭でも炊飯器や甘酒(ヨーグルト)メーカーがあれば、比較的簡単に手作りの「生」の麹甘酒が造れますので、是非チャレンジしてみることをお勧めします。

(本文中の下線部の詳細については、インターネット等の情報で確認してください。)