Dr.トムの 「食と健康」 情報ブログ

健康の視点を通して、「食」に関するタイムリーな情報を、専門家の立場から提供します。一記事は1000字程度にまとめ、ほぼ週一のペースで配信する予定です。 読者にとって、ヘルスリテラシーを養う一助になれば幸いです。

医者いらずと謂われる「リンゴ」、その実力と実情は?

1日1個のリンゴは医者を遠ざける」のことわざはイギリス発祥のようですが、日本では「リンゴが赤くなると医者が青くなる」と謂われています。

いずれにしてもリンゴの健康パワーを象徴しているようですが、果たして本当なのでしょうか?

本報では、そんなリンゴの実力と実情について情報提供します。

 

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まずリンゴの栄養成分ですが決して豊富とは言えず、果物の代名詞でもあるビタミンCも少量しか含まれていません。しかし食物繊維をはじめ、リンゴポリフェノールなどの健康成分がパワーというか効能に結びついています。

 

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                (わかさ生活のHPより引用)

 

生活習慣病予防ポリフェノールペクチン(水溶性食物繊維)、カリウム

 ・整腸作用ペクチン

 ・疲労回復 ← リンゴ酸やクエン酸などの有機

 加えて、特にプロシアニジン(ポリフェノールの一種で主成分)には強い抗酸化作用が認められている。

 

次にリンゴのポピュラーな品種の味比べチャートを紹介します。

 

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                     (VEGE SHOPのHPより引用)

 

リンゴの王様は「ふじ」で、生産量が世界一です。(有袋)ふじ、サンふじ、早生ふじの3種が出回っていて、味覚や出荷時期もそれぞれ異なっています。

リンゴと言えば「紅玉」に象徴されるように赤い玉を連想しますが、近年は黄色いリンゴ(王林に加えてシナノゴールドトキ等)が目に付きませんか? 希少品種の「ぐんま名月」も最近は関西でも目に留まります。

さらに、「紅の夢」という果肉まで赤いリンゴも開発され、将来は皮が白くて果肉が赤い品種(逆転リンゴ)も可能だとか。

 

最後は、リンゴの摂り方です。

上述したポリフェノールペクチンも皮に多く含まれているので、皮ごと食べるのがお勧めです。硬い皮が苦手なら、皮ごと焼きリンゴにするのもありですが、プロシアニジンは熱に弱いので、生で食べる方がベターでしょう。

また果物全般に通じることですが、朝食べるのが金で、夜は控えるべきです。

 

いずれにしても、店頭には多品類のリンゴが並んでいますので、早生ふじを基準に、品種にこだわって味比べを楽しみかつ健康に繋げてください。

(本文中の下線部の詳細については、インターネット等の情報で確認してください。)